昨今のコロナ禍における、コロナウィルス対策として欠かせなくなっているのが、こまめな手洗いとうがい、アルコールや次亜塩素酸などでの殺菌消毒です。しかし、これらの殺菌消毒は、お肌にとっては大変なストレスで、医療介護現場に勤務されている皆様を中心に、たびたびの殺菌消毒による手荒れなどお肌のダメージに関する相談が多く寄せられ、当社の技術で何かしらの改善の手法を提供できないか模索しておりました。
そこで、真っ先に研究に着手したのが、当社と国立大学法人鳥取大学で共同開発した「天然植物ミネラル成分」の殺菌消毒効果の検証です。何か解決の糸口となるデータが得られないものかと、試した研究調査でしたが、この度鳥取大学との研究協力により、その高い殺菌消毒効果が立証されました。
この他にも、植物マグマ、ヴィラス(植物ミネラル)、次亜塩素水、70%エタノールを用いた実験では、植物マグマは直接的にも強い抗菌効果があることが分かりました。
特に大腸菌に対しては0.3%の濃度でも10分間暴露により、菌の成長を完全に抑制しました。緑膿菌は30分暴露することにより、菌の成長を完全に抑制しました。黄色ブドウ球菌に関しては、30分間暴露でも0.3%の濃度では菌の成長を完全には抑制しませんでしたが、10分間暴露と30分間暴露を比較すると、30分間暴露の方がより菌の成長を抑制することが分かりました。
ヴィラス(植物ミネラル)に関しては、10分間暴露でどの菌に対しても菌の成長を完全に抑制したことにより、本剤は様々な用途が考えられると思われます。
陽性コントロールとして、次亜塩素水および70%エタノールを評価した結果、大腸菌に関しては完全に菌の成長を抑制しましたが、黄色ブドウ球菌、緑膿菌に関しては菌の成長を完全に抑制はしませんでした。
現在、世間では消毒剤として、70%エタノール、次亜塩素水が使用されていますが、今回の結果により、これらの消毒剤に比べてヴィラスの方がより抗菌作用があることが明らかとなりました。
また、殺菌効果の持続性に関する研究では、ヴィラスはろ紙に乾燥させた状態でも1カ月抗菌性が持続することが判明しました。この事より、ヴィラスを含侵させた紙を乾燥したものは食品の包装紙など様々な応用が期待できると考えられます。
この研究に立ち会った教授と学生たちも、驚きの声が上がりました。その効果はアルコールや次亜塩素水などより高い抗菌力を示しただけでなく、その効果の持続性、つまり「抗菌効果」についても非常に高い効果があることがわかりました。これはまさに、自然界の中で天然植物が様々な菌やウィルスに抵抗するためのに元々備わっている抗菌力を「ミネラル成分」というカタチで抽出できたという結果でもあると考えています。
この「天然植物ミネラル成分」のすごいところは、その効果の高さだけでなく、アルコールや次亜塩素酸などと違い、体内に取り入れても全く害がないことも立証されている点にあります。つまり、この「天然植物ミネラル成分」を配合した水溶液ならば、うがいによる咽頭の抗菌作用、さらには、居住空間への散布による抗菌作用や、食品への直接散布による抗菌作用など、様々なシーンでの抗菌作用で、より安全に高い効果を得られるということです。
この研究成果を元に、当社でも、様々な目的にあわせた抗菌作用商品の開発を急ピッチで進行しております。抗菌作用を活用した各種OEM 展開も承っておりますので、お気軽にご相談ください。